第97回「猛暑お見舞い申し上げます」(板紙段ボール新聞R4年8月7日付)掲載より

今年の関東甲信地方の梅雨は異常な短さ、わずか14日間!梅雨明けは平年より22日、統計開始以降で最も早いとのことでした。以降は6月なのに40℃超え、本紙がお手元に届く頃はどんな猛暑かとお見舞申し上げます。

こうした中、本紙でもおなじみの換気システムの総合メーカー、株式会社鎌倉製作所さんより「工場作業者の暑さ対策に関する実態調査2021」という興味深いレポートを頂きました。

これによると、「職場で熱中症になった人がいる」と答えた人は計48・6%に上り、作業エリアの夏場環境が「高温になる機械などがあり非常に暑い」と答えた人に限ると「職場で熱中症になった人がいる」と答えた人は計73・7%まで上昇します。このデータから段ボール工場の多くの現場では熱中症になる可能性が非常に高いことが分かります。

効果を実感できた暑さ対策グッズは、1位「涼しい下着やTシャツ」(29・6%)、2位「空調ファン付ウェア」(10・1%)、3位「汗拭きシート」(9・7%)との結果を受け、有功社シトー貿易では関連2品目を今年は提案させて頂きます。

「空調ファン付ウェア」は良いアイデアですが、あまりに気温が高くなると温風を取り込むことになり効果を失います。そこで、電流を流すと40℃の環境の場合、そこから約20℃ほど下げるペルチェデバイスを搭載した「冷却ベスト」=写真右=をラインナップ、直接体を冷却、環境温度40℃の状態で効果を維持します。

2品目は、熱中症のリスクを事前に知らせるリストバンド「熱中対策ウォッチ」=写真右=。身体の熱ごもりを検知しLED・アラームで熱中症の危険性を知らせます。特にお薦めするわけは、「自分は熱中症にならない」と思っている人がほとんどで、救急搬送される人のほとんどは熱中症に気付かず倒れてしまうという事実からです。

新型コロナ第7波、気温40℃、6月から始まった今年の夏、正しく恐れて無事に乗り越えましょう。

質問・問合せは有功社シトー貿易TEL03―3528―9930まで。次回掲載予定は9月7日号。