楽しく考えようSDGS! 第8弾
全ての人に健康と福祉を保障することは持続可能な発展と未来にとって不可欠なものです。COVID-19は世界的な健康危機をもたらしました。経済的に貧しい国は医療施設、医療品の供給、医療従事者が十分でなく、急激な感染増に対策が間に合いません。ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ (注1) を確保し、持続可能な医療財政制度を推進するには、相互の協力努力が必須です。今回はSDGs目標3がテーマのクイズに挑戦ですよ。
注1:全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、必要な時に支払い可能な費用で受けられる状態
(Universal Health Coverage)
1.衛生・保険分野で最も多くを占める職種は次のどれでしょうか。
A. 看護師 B医師 C 介護福祉士
2.世界全世帯の何パーセントが必要最低限の手洗い設備さえ利用できないでいるでしょうか。
A.20% B 40% C 60%
1. 答え: A
2020年4月にWHOから発行された「世界の看護2020」によれば医療従事者の59%は看護師です。看護は依然として性差の偏りが顕著で、それに結び付いた職場での偏見もあります。約90%の看護師スタッフは女性ですが衛生・保険分野の指導的立場に占める看護師や女性の割合はほんのわずかです。
2. 答え: B
世界レベルでは5世帯のうち2世帯は、石鹸と水が備わった必要最低限の手洗い設備が自宅内にありません。2017は世界の人口の約55%が安全管理された公衆衛生サービス(下水処理を含む)を利用できていず、2016年には危険な飲み水と公衆衛生そして手指衛生不足が、ほぼ120万人の死亡原因となっています。そのうち約30万人は下痢によって死亡した5歳未満の子供で占められていました。
引用:国連ホームページ: UNAI Quiz: SDG 3 Good Health and Wellbeing Quiz