打抜後の罫線形状、加えて中芯形状、ウォッシュボードまで一台で測定可能な段ボール初の非破壊測定器「コルチェック」が登場
罫線形状
3枚の紙で構成された段ボールシートにつけた罫線形状は従来、目視で“推測”。
実際に形成された罫線を『コルチェック』で、3次曲線で映し出し、その形状を数値化。
精確な罫線の仕上がりがケースの寸法、対称性を決定します。
シートに形成した罫線形状を数値化することで、より合理性のある品質管理とケースの安定性、製函特性データに関連づけが可能です。
段ボールの罫線管理
罫線入れはボックス製造で重要な工程です。
罫線が輸送時に180度折りになっている箇所には、段ボールに負担がかかっています。
罫線は箱のサイズと対称性が決まる要素です。
段ボール罫線の測定は、製函の仕上がりと箱の安定性を予測することにつながります。
中芯形状
片段シートにモニターカメラを載せて投影することで、中芯形状を精確に計測。
段ロールをコルゲーターの操作側、中央部分、駆動側で比較しながら摩耗状態をチェックできます。
中芯形状の不良はフレキソ印刷の段目移り原因の1つです。
ウォッシュボード
Q.ウォッシュボードの把握はなぜ必要?
A.①ウォッシュボード現象の有無は、段ボール強度に影響する。
②フレキソ印刷時の段目移りの原因になる。
ウォッシュボードは、段ボールの乾燥時に、ライナーと中芯の間に塗布された糊が収縮することで発生します。
ウォッシュボードの度合い(深さ)は、周囲の相対湿度に大きく左右され、これが高いと段ボールの水分量を増やし、よりしなやかで紙を厚く保ちます。その結果、糊の塗布量は少なくなり、ウォッシュボードの発生が減少します。
『コルチェック』は、シートの平滑性と中芯のピッチを精確に測定するために、連続画像を撮影
Eフルートで0.07mmを超えるウォッシュボードは印刷に不適切
段ボールに写真等をフレキソダイレクト印刷するのがトレンドの欧米では、ライナー表面の平滑性管理がますます重要になってきました。
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