フーバーグループ発。
サステイナブルな単一素材で酸素をシャットアウト!
リサイクル可能なパッケージソリューションの需要は高まる一方だ。しかし食品の軟包装は要求事項が複雑で、
複数のフィルムを組み合わせることが多いためリサイクル性は低かった。それを変えるのが新しい酸素バリアコーティングだ。
『Hydro-Lac GA酸素バリアコーティング』(以下、ハイドロ・ラック)は大手インキメーカー、フーバーグループ(※1)のプリントソリューション部門が開発した。
「従来の食品軟包装の多くは複数の異なるラミネートフィルム層から成り、それぞれに特定の役割がある。その1つが酸素の遮断だ。」
「複数の樹脂フィルムが使われるとリサイクルは全くできない、もしくは非常に多くの手間を掛けなければリサイクルできない。」フーバーグループRalf Buescher (Dr.)氏(軟包装部門プロジェクト上級エキスパート)
『ハイドロ・ラック』がもたらすもの、それは単一素材の軟包装が実現することだ。資源循環サイクルへ支障なく戻すことができるので、リサイクル性は高まる。
同じポリマーから成るフィルム(ポリプロピレンまたはポリエチレン)の間へハイドロ・ラックを塗布してから、両フィルムを貼り合わせる。これでポリプロピレンの酸素透過度(※2)は10 cm3/m2・24h・atm以下に抑えられた。
ミューズリーやナッツ類など酸化しやすい食品を守り、パッケージのリサイクルを可能にする。「革新的なソリューション『ハイドロ・ラック』によって、我々は顧客とともに循環型経済に貢献できる。」 Lutz Frischmann (Dr.)氏(フーバーグループ・軟包装部門 グローバル・プロダクト本部長)
※1: hubergroup本社ドイツ
※2: 酸素透過度:OTR; Oxygen Transmission Rate
引用:Kunstoffxtraのホームページ
“Nachhaltige Monomaterialverpackungen von hubergroup” (April 26, 2022)